どうもおぎすけです。
Twitterで為替について日々の円安・円高の変動に一喜一憂しているツイートを見かけたため、今日は為替がどう変動するのか解説した上で米ドル買いをお勧めする理由を記事にします。
記事の信頼性

- 為替リスクが怖い方
- 米国株などドル建て資産を保有している方
- 金融リテラシーを高めたい方
1.為替の変動要因
為替の変動要因は多くあります。
- 歴史的動向(国の衰退)
- 経済政策(各国の財政政策、金融政策)
~米ドル金利があがると米ドルの魅力が増しマネーが米ドルに流れて米ドル高に - ファンダメンタルズ(経済成長、雇用、物価指数など)
- 需給バランス(例:日本企業による外国企業のM&A)
〜円を売ってドル購入して買収するため、ドル高要因 - 市場テーマ
一覧にすると下表のようになります。

2.長期予測
長期では国の衰退がポイントになってきます。
10〜20年などの単位で考えた場合はシンプルにどちらの国が強くなるか考えてみてください。
米ドル
例えば米ドルでしたら、日本 VS 米国です。
経済力を計る物差しの1つであるGDPを見てみます。
世界4大コンサルの1つpwcが2050年のGDP予想をしています。
それによると、日本は4位から、8位に転落します。日本は少子高齢化という構造的な問題を抱えています。
米国のAmazonやAppleなどのような新しい産業も育っておらず、国際競争力が年々落ちています。
コロナ禍のワクチン争奪戦の国際競争では完敗していますね。

長期でみた場合はドル高円安になりそうですね。
将来米国が強くなると思う方は一時的に円高になっても気にせずに安心して保有してください。
タイバーツ(新興国)
経済発展が目覚ましいタイの通貨(バーツ)の推移を確認してみました。
2011年(10年前)は2.7円/バーツでしたが、経済発展とともにタイバーツの魅力が増して、3.3円/バーツを超えています。
これは一例ですが、長期でみれば、経済発展する国の通貨は強くなっています(相手通貨高・円安)

3.中期予測(数年単位)
中期的には日米の金利差による影響が大きいと言われています。
みなさんも預金金利が高い銀行があったらそっちに移し替えるのと同じように、投資家も金利が高いところに資金を移します。
そのため、日米の金利差が開く(米国金利が上昇する)とドルに資金が移動(ドルが買われる)するため、ドル高・円安になる傾向があります。
下表はまさにそれを表しています。

日本はゼロ金利なのであまり変動はありませんが、米国はアフターコロナで経済回復してきており、
米国の政策金利を決めているFRBは当面金利を上げないと公表していますが、1、2年以内には、政策金利を引き上げてくることが見込まれます。そうなると米ドルが買われて、ドル高円安が見込まれます。
米国金利が低くドル安になっている今のタイミングでドル資産を増やしておけば、将来米国が利上げしたときに恩恵を受けることが期待できると考えています。

4.まとめ
為替は日々変動しており、変動要因が多いのですが、まずは
「国力(経済発展)」
と
「日米金利差(日本はゼロだから実質的には米国政策金利」)
に注目して為替を捉えていただくと良いかと思います。
私は将来米国が強くなると思いますし、政策金利もいずれあげてくると思いますので、長期ではドル高を見込んでいます。今のうちにドル資産を増やして行く方針です。
短期的にはドル安・円高になることもあると思いますが、その際は日本円を稼いでいるサラリーマンとしては自分が稼いでいる円の価値があがると思って喜ぶことにしています。
本当に怖いのは円安・ドル高になってしまい、毎月の給料でドル資産が買えなくなることです。
日本円を稼ぐ力がある日本のサラリーマンは一部を米ドル資産にしておくとバランスがとれて良いかと思います。
リスクを過度に恐れず、投資をすれば、将来大きなリターンが期待でき豊かな生活に繋がると思います。
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