どうもおぎすけです。
今日は投資の不朽の名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」のレビューです。
記事の信頼性

1.名著で学ぶ意義
私は何か新しいことを始める時にはそのジャンルの名著を読むようにしています。
最近はTwitterとかでも気軽に情報を集めたりできますが、時には、信ぴょう性にかける情報もあり、普通の方が情報良し悪しを判断するのは至難の業です。
信ぴょう性の高い本、特に「不朽の名著」と言われる本で投資の基礎を学ぶことは投資リターンを高める上で非常に重要です。
私がこの本に出合ったのは、2008年。投資を始めて数年たった時です。

1年に1回は読み返すほど私にとってのバイブルになっています。最近は、心に残ったフレーズをメモにして短時間で振り返られるようにしています。

投資を始めた初期の頃に出会えたことで、リーマンショックなどの暴落を乗り越えて10年以上マーケットに残り続けることができました。その結果、投資リターンは着実に増加しました。
2.心に残ったフレーズ(ベスト7)
この本は500ページ弱もあり読むのがたいへんです。まだ読んでいない方はここで紹介するフレーズだけ見るだけでも良い気づきが得られると思いますので、心に残ったフレーズを紹介します。
【1】市場で常に損をする人たちというのは、大小様々のチューリップバブルの魅力に抵抗できないタイプの人である。
~最近で言うと、仮想通貨バブルの魅力に負けて損した方も多いのではないでしょか。
【2】難しいのは、短期的に手っ取り早くお金を儲けられそうな投機に、お金をつぎ込みたくなる誘惑を振り払うことのほうである。
~最近ではレバレッジをかけた”投機”をしている方を見ます。レバナス100とかですね
【3】アナリストはどんな状況でも強気シナリオを作る能力を持っている。よほどのことがない限り「売り」という表現は使わない。売り推奨は相手企業との間の今後の投資銀行業務に悪い影響を与え、また生命線である企業窓口であるCFOを怒らせることになりかねないからだ。
~アナリストのレポートはポジショントークを割り引いてみる必要がありますね。

【4】金利水準が非常に低い時は、株式のほうが債券より圧倒的に有利で株価水準も上昇する。
~コロナ禍の現在の状況がまさに当てはまりますね。私がコロナ禍で積極的に買い増しができたのはこれを知っていたからです。
【5】多くの証券会社にとって、ドル箱は投資銀行部門。BNPパリバのアナリストはエンロンを売り推奨にしたところ解雇されたと主張。こうした話を聞いたアナリストはマイナスのコメントを一切放棄してしまうのも頷ける。1990年代になると、買い推奨、売り推奨の比率は100:1になった。
【6】バンガードボーグル「このビジネスに30年間携わってきたが、マーケットタイミングを利用して継続的に成功を収めたという人には会ったことがない。
~私も金融業に15年程度いますが、会ったことはありません。
【7】カルガリー大学のリチャード教授による研究成果は、長期投資として株式を保有し続けるほうがマーケットタイミングを図って売買するよりもうまくいくことを示している。なぜなら強気相場の期間に株式から得られる利益は、弱気相場によって被る損失よりも遥かに大きいからだ。
3.まとめ
S&P500や全世界株式などのインデックスファンドに長期投資をすることをお勧めします。
「仮想通貨」、「レバナス100」などが流行っていますが、安易に乗らずにインデックスファンドで長期投資することが確実であると歴史(研究成果)が物語っています。
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