【TMV】「20年超米国債ベア3倍ETF」で金利上昇時の儲けを狙う

TMV

どうもおぎすけです。

あまり馴染みがないかもしれませんが、「TMV」を購入しましたので、特徴や購入した理由を記事にします。

記事の信頼性

ちなみに、TMVに投資するきっかけになったのはこちらの書籍です。

荻野圭助(@FIRE_2027
この記事がお勧めの方
  • 米国でインフレ、利上げが起きると思っている方
  • 投資タイミングを捉えた投資にトライしたい方
    ~米国金融政策を理解したい方はこちらの書籍がおススメです。
    ~タイミングを見極めるにはマクロ経済の理解が必要です。おススメの書籍はこちらです。
    ~マーケットの循環を理解したい方はこちらの書籍がおススメです。
  • 株高で投資したい対象がない方

余談ですが、米国金利上昇は日本にとっても対岸の火事ではありません。住宅ローン利用者は以下記事もおススメです。

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1.TMVの特徴

特徴①

TMV(20年超米国債ベア3倍ETF)の特徴は名前から想定されるように、20年米国債指数の値動きの反対の3倍のパフォーマンスに連動した成果を目指すファンドです。

マーカーハイライト部分が最大の特徴です。

通常債券に投資をしますと、債券価格”上昇”(金利低下)で利益がでるのですが、このファンドは債券をショート(売って)していますので、債券価格”下落”(金利上昇)で利益が出る仕組みになっています。

レバレッジを効かせているファンドですので、債券価格1%下落するとその3倍の3%値上がりします。理論値としては、短期間で20年米国債の利回りが1%上昇すると、以下の価格変動になります。

+56.7%=18.9年(デュレーション)×1(金利上昇%)×3倍(レバレッジ)

特徴②

デメリットです。

通常債券に投資していると金利が入ってきます。しかしこのファンドはショート(売り)をしているため、金利分価格が低下します。現状の利回りは2.7%なので、値動きがなければ株価は2.7%下落します。

特徴③

資産残高が300億円程度と比較的小さなファンドです。つまりマイナーなファンドですので、インターネットで調べても情報が少ないです。

そして、信託報酬は1%と他のVOOとかのインデックスETFと比較すると高額な部類となります。

長期で保有すると株価が信託報酬分削られていきますので、長期投資にはあまり向かないファンドです。投資タイミングを捉えた投資に適したファンドです。

概要

ファンド名Direxion デイリー20年超米国債ベア3倍 ETF
TICKERTMV
通貨米ドル建
資産残高$291million(約300億円)
設定日2009/04/16
運用方針NYSE 20年米国債指数の値動きの反対の
300%のパフォーマンスに連動した成果を目指す。
管理報酬(信託報酬)年率1.01%
主な販売会社SBI証券、マネックス証券、楽天証券
デュレーション18.9年
加重平均利回り2.7%

2.投資環境(タイミング)

2021年7月時点の株価

2021年7月10日時点では59ドルとなっています。

2021年に入ってから米国のテーパリング開始時期やインフレ懸念が話題になったことから長期金利が上昇し、債券価格が安くなりました。それに伴い、株価は85ドルまで上昇しました。

しかし、足元では景気回復に対して慎重な見方が意識されたこともあり、59ドルまで値下がりしました。

今後の見通し

TMVは長期金利上昇時に利益が見込める商品です。つまり長期金利が上昇するタイミングを見極めることが重要です。TMVに投資すべきタイミングがチェックできるよう以下の記事にまとめていますので、気になる方はご覧ください。

【TMV】最適な投資タイミングをチェックリストで解説

2022年1月現在、TMVに投資するには絶好のタイミングだと考えています。

3.まとめ

一般的に金利上昇は株価にとっては逆風です。私はほぼ米国株式で100%ポートフォリオを組んでいますが、金利上昇に備えてこのTMVを組み込みました。

TMVは金利上昇で利益が見込める数少ない商品ですので、2022年1月時点の投資環境を踏まえると、ポートフォリオに組み込んでおきたいところです。

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