どうもおぎすけです。
あまり馴染みがないかもしれませんが、「TMV」を購入しましたので、特徴や購入した理由を記事にします。
記事の信頼性
ちなみに、TMVに投資するきっかけになったのはこちらの書籍です。

- 【TMV】「20年超米国債ベア3倍ETF」で金利上昇時の儲けを狙う
- 【TMV】最適な投資タイミングをチェックリストで解説
- 【TMV】あの伝説の著名投資家もTMVに投資?!
- 【TMV】運用成績を理論値と比較してみた
- 【TMV】イールドカーブがフラット化しているが、長期金利は上昇するのか
- 【TMV】世界ランキングトップの投資銀行3社の金利見通しを調べてみた
- 【TMV】インフレヘッジとしての投資
- 【TMV】損する可能性
- 【TMV】高騰する瞬間が来る?!
- 【TMV】2022年5月までに投資すべき理由
- 【TMV】仮想通貨とTMV。投資するならどっち?
- 【TMV】投資初心者に伝えたいこと
- 【TMV】FRB・バランスシート縮小(QT)の恐ろしすぎるインパクト
- 【TMV】Twitterで大好評!図解!
余談ですが、米国金利上昇は日本にとっても対岸の火事ではありません。住宅ローン利用者は以下記事もおススメです。
1.TMVの特徴
特徴①
TMV(20年超米国債ベア3倍ETF)の特徴は名前から想定されるように、20年米国債指数の値動きの反対の3倍のパフォーマンスに連動した成果を目指すファンドです。
マーカーハイライト部分が最大の特徴です。
通常債券に投資をしますと、債券価格”上昇”(金利低下)で利益がでるのですが、このファンドは債券をショート(売って)していますので、債券価格”下落”(金利上昇)で利益が出る仕組みになっています。
レバレッジを効かせているファンドですので、債券価格1%下落するとその3倍の3%値上がりします。理論値としては、短期間で20年米国債の利回りが1%上昇すると、以下の価格変動になります。
+56.7%=18.9年(デュレーション)×1(金利上昇%)×3倍(レバレッジ)
特徴②
デメリットです。
通常債券に投資していると金利が入ってきます。しかしこのファンドはショート(売り)をしているため、金利分価格が低下します。現状の利回りは2.7%なので、値動きがなければ株価は2.7%下落します。
特徴③
資産残高が300億円程度と比較的小さなファンドです。つまりマイナーなファンドですので、インターネットで調べても情報が少ないです。
そして、信託報酬は1%と他のVOOとかのインデックスETFと比較すると高額な部類となります。
長期で保有すると株価が信託報酬分削られていきますので、長期投資にはあまり向かないファンドです。投資タイミングを捉えた投資に適したファンドです。
概要
ファンド名 | Direxion デイリー20年超米国債ベア3倍 ETF |
TICKER | TMV |
通貨 | 米ドル建 |
資産残高 | $291million(約300億円) |
設定日 | 2009/04/16 |
運用方針 | NYSE 20年米国債指数の値動きの反対の 300%のパフォーマンスに連動した成果を目指す。 |
管理報酬(信託報酬)年率 | 1.01% |
主な販売会社 | SBI証券、マネックス証券、楽天証券 |
デュレーション | 18.9年 |
加重平均利回り | 2.7% |
2.投資環境(タイミング)
2021年7月時点の株価
2021年7月10日時点では59ドルとなっています。
2021年に入ってから米国のテーパリング開始時期やインフレ懸念が話題になったことから長期金利が上昇し、債券価格が安くなりました。それに伴い、株価は85ドルまで上昇しました。
しかし、足元では景気回復に対して慎重な見方が意識されたこともあり、59ドルまで値下がりしました。

今後の見通し
TMVは長期金利上昇時に利益が見込める商品です。つまり長期金利が上昇するタイミングを見極めることが重要です。TMVに投資すべきタイミングがチェックできるよう以下の記事にまとめていますので、気になる方はご覧ください。
2022年1月現在、TMVに投資するには絶好のタイミングだと考えています。
3.まとめ
一般的に金利上昇は株価にとっては逆風です。私はほぼ米国株式で100%ポートフォリオを組んでいますが、金利上昇に備えてこのTMVを組み込みました。
TMVは金利上昇で利益が見込める数少ない商品ですので、2022年1月時点の投資環境を踏まえると、ポートフォリオに組み込んでおきたいところです。
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金利上昇は米国だけではありません。日本でも4月5日に10年国債利率が7年ぶりに上昇し、0.1%から0.2%になりました。まだ上昇率が低い今のタイミングで固定金利に見直す方などが増えています。

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