どうもおぎすけです。
ロレックス・サブマリーナは100万円以上する高級時計ですので、資産性は気になりますよね。
今日は投資の観点でロレックス・サブマリーナを考えてみようと思います。
最新型(Ref.124060)の過去の価格推移

サブマリーナノンデイトは定価は1,084,600円です。
しかしロレックスは需要に対して生産が少ないため基本的に在庫がありません。
そのため、中古価格が高騰しており、新品未使用品だと170万円を超える価格になっています(2023年1月時点)。つまり正規代理店で購入すれば、買った瞬間1.7倍の価格になるということです。
私が購入したサブマリーナノンデイト(Ref.124060)は2020年に発売されました。
発売当時は85万円程でしたが、発売から2年ちょっとの間で4回も値上げがあり、現在は108万円程まで値上がりしました。
中古市場ではプレミアム価格になっており、時価では170万円を超えています。
時期 | 定価 |
---|---|
2020年9月 (発売時) | 854,700円 |
2021年8月 (価格改定) | 897,600円 |
2022年1月 (価格改定) | 990,000円 |
2022年9月 (価格改定) | 1,060,400円 |
2023年1月 (価格改定) | 1,084,600円 (中古市場:170万円超) |
過去モデル(Ref.5513、製造期間:1962年~1990年)の価格推移
もう少し長い期間の価格推移も調べてみます。
1990年まで製造されていたRef.5513の価格推移を見てみます。


2000年頃は20万円程度でしたが、今ではなんと当時の10倍の200万円を超えています。
なぜサブマリーナは値上がりを続けるのか?
これは時計に限らずですが、基本的に価格は需要(買う人)と供給(生産量)のバランスで決まります。
需要(買う人) > 供給(生産量)
の時、価格はあがります。
今後の需要
サブマリーナに限らずですが、ロレックスは高級時計の代名詞として世間的に認識されており、富裕層からも人気が高いです。
その富裕層は中国などのアジアやアフリカ、中南米の経済発展とともに、世界的に増加トレンドです。この傾向は当面続く見込みです。
それに伴い、ロレックスの需要も右肩あがりで増加しています。
アジアやアフリカ、中南米などを中心に、富裕層人口は拡大傾向にあります。
JTB総合研究所「富裕層の価値観と旅行」
グローバル・ウェルスレポート2019では、2018年からの5年間で約25%増加し、2023年には世界の富裕層人口は2760万人に増加すると予測されました
(富裕層の定義:金融資産を100万米ドル以上保有している個人)。
また、また2022年から世界中でインフレが話題になっており、高いインフレ率が続いています。
インフレ時は現金の価値が下がる一方、モノの価値があがります。富裕層は資産価値保全に強い関心がありますので、インフレ対策として現金を資産価値があるモノに換えています。
上述の通り、ロレックスは過去右肩あがりで価格が上がってきた実績がありますので、インフレ禍においては資産価値保全のためにロレックスに世界中のマネーが入ってきていると考えられます。
今後も当面はこの傾向が続くのではないでしょうか。
日本人は特にインフレ対策が必要になりつつあると言われています。
最近ニュースで見聞きされたことがある方もいると思いますが、日本国債の金利上昇により、日本銀行が債務超過になる恐れがあると言われています。
日本銀行が債務超過になり世界中から信用力がないと見られると日本円では取引をしてもらえないので、日本円が紙クズ(ハイパーインフレ)になってしまいます。
元モルガン銀行(現JPモルガンチェース)日本代表・東京支店長で伝説のディーラーと言われていた藤巻先生も日本円の紙クズ化に警報を鳴らしています。
私も藤巻先生と同じ意見であり日本円の紙クズ化を懸念しており、インフレ対策としてロレックスを購入したというのもあります。
今後の供給
ロレックスは株式会社ではなく、財団法人なので決算書の開示義務がありません。
そのため、サブマリーナの生産数もわかっていません。
ロレックスに興味がある人たちの間で知られているのは、年間70万〜80万本という数字。これはロレックスの機械式モデルのほとんどがスイス公式クロノメーター検査協会(COSC)の認定を取得しており、この「COSCの検定に合格した数」から推計した年間生産本数に過ぎない。
世界一“気の毒な”時計ブランド 「ロレックス」について改めて考える
ロレックスは一つひとつが手作業でつくられており、生産数が少ないと言われています。
時計を製造する時計技術者はいわゆる職人です。高度な技術が必要ですので、すぐには人数を増やせません。そのため、生産量を大幅に増やすことができないため、当面は需要>供給となり、価格上昇が見込まれています。
まとめ
以上のように、需要と供給面から考えると、当面価格上昇が見込まれています。
ロレックスも資産価値があることを大切にしているため、万が一需要が減った場合は恐らく生産量を減らして資産価値を保つと考えられます。
また、足元ではインフレ続いています。日本ではハイパーインフレの懸念も出てきています。このような環境を踏まえると資産価値がある”モノ”に分散投資することが大切です。
預金で資産を置いておいても、金利もつかないですし、身につけたりすることもできません。
しかし、ロレックスであれば、値上がりが見込めますし、また身につけて利用することができます。ハイパーインフレ対策にもなります。
資産の一部をロレックスで持つというのはおススメです。
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