どうもおぎすけです。
2022年5月より開始されると考えられているFRBによるバランスシート縮小。いわゆるQT。
世界中の投資家が注目しており、FRBの一挙一動をチェックしています。
今日はそのQTがTMVに与える多大な影響について説明をします。
記事の信頼性

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そもそもバランスシート拡大(FRBによる債券買入)はいつから始まったのか
量的金融緩和と言われているバランスシート拡大(FRBによる債券買入)は実は歴史が浅い金融政策なのです。
2008年のリーマンショックという未曽有の金融危機によってめちゃめちゃ落ち込んだ経済を急回復させるために、通常の金利引き下げという伝統的な金融政策に加えて、バランスシート拡大をし始めたのです。
比較的歴史が浅い金融政策であり、今まで、膨らんだバランスシートを元に戻す経験も実はあまりないのです。そのため中央銀行は手探りでバランスシートを縮小させる必要があり、めちゃめちゃ難易度が高いのです。
バランスシート拡大の規模は?
下表が主要中央銀行のバランスシートの推移と株価の関係です。

当初は4兆ドルにも満たない金額でしたが、コロナという未曽有の事態に襲われたことにより、経済にテコ入れするためにバランスシートを急拡大させました。

- なんでバランスシートの拡大で経済が回復するかって?
- それはね、中央銀行が民間銀行が保有している債券を買い取るんよ。
- そうすると銀行はキャッシュをたくさん持つようになるでしょ?
- キャッシュでもってて利息も何も生まないのでももったいないでしょ?
- だから銀行はキャッシュを持つと、それを企業に貸出するのよ。
- 企業は銀行からお金を借りれるからそれで設備投資したりしてお金を使うのよ。
- そうするとお金が回りだして景気がよくなるんよ。
- そして企業は売り上げが増えて株価もアップ!
今ではなんと24兆ドル!!日本の国家予算が100兆円だとするとなんと24倍以上の規模です。
中央銀行がそんなめちゃめちゃな金額で債券を買い入れているから株価も右肩あがりであがっているのよ。

債券はどうかと言うと、世界中の中央銀行が債券を爆買いしているから価格がどんどん上がっていったのよ(=利回りがどんどん下がっていったのよ)
恐ろしい逆回転(バランスシートを元に戻す)が起きる
2008年のS&P500の株価は700ドルぐらいだったけど、それが今では約4,200ドル。なんと6倍までに上昇しています。バランスシート拡大の効果はほんとハンパないっすね。
また、銀行を通じてキャッシュが世の中にばらまかれたので、インフレが40年振りの高い水準になってしまったのです。
インフレが続くと国民の生活が苦しくなるので、2022年3月。ついに、バランスシートの拡大も終焉を迎えてしまったのです。
現状は拡大をストップしたのでバランスシート拡大は頂点を迎えたことになります。これからバランスシートの逆回転が始まるのです。
世界中の投資家が戦々恐々としており、その行方を見守っています。
これだけ効果があったバランスシートの逆回転。想像しただけで恐ろしいです。
中央銀行が爆買いした債券を一気に売り出すので、債券価格の暴落が怖い
中央銀行が爆買いした債券を一気に売り出します。もちろん需要と供給のバランスは壊れます。今まで買っていた中央銀行の需要が減って、中央銀行が債券を売り出すので供給が増えます。
そりゃー債券価格下落(=金利上昇)すると思いませんか?
それに輪をかけてインフレも債券価格下落(=金利上昇)を後押ししてしまいます
インフレ率が高くなると低い金利(債券価格が高い状況)だと、インフレに負けて資産価値が減り続けてしまうため、インフレ率が高い時は投資家は高い金利(債券価格下落)になるまで手を出さなくなります。
そのため、インフレ率が高いと金利上昇(債券価格下落)になるのです。
まとめ
つまり40年ぶりのインフレや2022年5月に開始されると思われるバランスシート縮小により金利上昇(=債券価格下落)が見込まれています。
そのため、金利上昇時に利益が見込めるTMVに投資をしています。
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