どうもおぎすけです。
私は今のマーケット環境を踏まえると、TMVはリターンが見込める面白い投資先だと考えています。しかし、投資は予想が外れることはよくあります。
そのため、特に投資初心者の方は最悪のケースも想定しておきましょう。
記事の信頼性

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TMVは債券を売っている商品

改めて商品性を確認します(詳しくはこちらの記事もご参照ください)。
通常の投資商品は株式や債券を購入します。そのため、株式であれば保有期間中は配当を受け取れますし、債券の場合はクーポン(利子)を受け取れます。
しかし、TMVは債券を売っています。そのため、購入とは逆のことが起きます。つまり、TMVは保有期間中は債券のクーポン(利子)を支払うため、債券価格の変化がない場合、クーポン(利子)分は値下がりしていきます。
これは大事なことなので、よく覚えておきましょう。
TMVは債券のクーポン(利子)を支払う
=クーポン(利子)分値下がりする
下落局面では握力(ホールド力)が問われる

通常の株式や債券に投資している商品でしたら、万が一予想が外れて価格が下落しても、下落している間も配当やクーポンを受け取れますので、価格の下落というマイナス面を配当・クーポン受取というプラス面もあるため、精神的に救われることがあります。
なお、配当の重要性についてはこの本を読むと良く理解できます。私のバイブルの1つでもあります。
そのため、狼狽売りをせずに値上がりするタイミングを待つことができます。もしくは下落した商品を配当やクーポンで買い増しして、価格の上昇でリターンを狙いにいくこともできます。
しかし、TMVは債券を売っているため、長期債利回りが上昇すると価格が下落します。さらにクーポンも支払う必要があるため、クーポン分も値下がりすることになります。
つまり価格下落局面では価格の下落に加えてクーポン分の値下がりもありダブルパンチを食らうことになります。プラス面が一切ないため、精神的に耐えられなくなり、狼狽売りすることに繋がる恐れがあります。
投資歴が長い投資家は過去多くの下落局面を乗り越えていますので、値下がり時も狼狽売りせずに価格が戻るのを待てますが、特に投資歴が短い投資初心者の方は狼狽売りをしてしまうかもしれませんので、TMVに集中投資しないように気を付けてください。
まとめ
今のマーケット環境を考えると、TMVは魅力的な商品ですが、もちろん予想は外すことも多々あります。TMVは値下がり中も配当やクーポンを受け取ることもできず、むしろクーポンを支払い続ける必要があり、ダブルパンチをくらう仕組みになっています。
特に投資初心者の方は値下がりに慣れていないと思いますのでくれぐれも集中投資には気を付けてください。
投資にリスクはつきものですので、こちらの記事もおススメです。
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