どうも、おぎすけです。
原油価格高騰により注目されているXLE(ENERGY SELECT SECTOR SPDR FUND)。
XLEとは・・・エネルギー・セレクト・セクター指数の値動きに連動するインデックスETFです。
https://www.ssga.com/jp/ja/individual/etfs/funds/the-energy-select-sector-spdr-fund-xle
XLEの平均取得価格30ドルに対し、77ドルと約2.5倍になりました。さまざまな指標で割高水準と判断したためすべて売却することにしました。
売却に至った理由を記事にします。
記事の信頼性

コロナ直後の原油価格はなんとマイナスに

コロナで世界経済が停滞し、原油需要がなくなったことからなんと、原油価格がマイナスになりました。
これは原油の需要が急減したため、貯蔵量が満杯なり、保管コストが跳ね上がったためこのような事態が発生しました。
私は原油価格がこんな状況が続くわけないと思い、そのタイミングで原油価格に連動する(相関が高い)XLEに投資しました。
港ではこれからはクリーンエネルギーだと叫ばれています。
しかし、私が色々調べたところ、確かに先進国では原油需要は減少しますが、世界の大部分を占める新興国では原油需要が増加するため、世界全体では原油需要は長期的に伸びることがわかりました。
そのため、原油価格=エネルギーセクターの回復に確信を持っていました。
ちなみに一番役に立った本はこちらです。
原油需要が戻っているところでロシア・ウクライナ戦争で原油価格急騰
予想通り、コロナ終息に伴い、原油価格が順調に回復してきました。
そこに、原油輸出国であるロシアがウクライナと戦争したことで更に原油価格が高騰し、1バレル130ドル超と13年ぶりの高値になりました。

XLEも77ドルまで回復しました。
平均取得価格が30ドルだったので約2.5倍にもなりました。正直ここまで値上がりするとは思ってもいませんでした。なお、30ドルで購入したため、配当利回りも10%近くあり、その配当金も含めると、更にリターンが増えています。

なぜ売却したのか
理由①:PERは割高水準
XLEのPERは2022年3月31日現在では19.6倍です。
米国株式のPER過去平均んは10倍~23倍程度で推移しています。過去の平均と比べると、XLEの20倍はかなり上限に近い水準になります。

PERから見ると、割高な水準になってきたと言えます。
本当はセクター別PERで比較したかったのですが、ありませんでした。どなたかお持ちの方がいましたら情報頂けると嬉しいです。
マーケットサイクルに関してはこちらの本が勉強になります。
理由②:金融緩和の終焉
こちらの記事でも触れましたが、FRBは2022年3月に政策金利引き上げ(金融緩和終焉)をしました。さらに2022年には長期国債買入停止⇒売却すると見込まれています。
金融緩和で株価が上昇したのとは反対に今度はそれの逆回転することになります。
株価へは強力な逆風になります。そのため、私はXLE以外のETFも順次売却をして、キャッシュポジション(含む米ドル)を高めています。現在の比率は以下の通りです。
キャッシュ:投資 = 5:5
キャッシュポジションを6~7割ぐらいまで高めようと考えています。
理由③:十分な利益を確保できたから
上述したように約2.5倍まで株価が上昇したため、十分な利益を確保することができました。
マーケット環境を考えると負けない投資をすることが重要な局面のため、売却することにしました。
まとめ
教科書的には、マーケットは予測できないため、売買せずに一貫して長期投資するのがいいと言われていますが、2022年は金融緩和終焉の年です。
マーケット環境が大きく変化するタイミングなので、大きな下落に見舞われることも想定されます。大きな下落に見舞われても投資を続けられるように、適度に利益を確定させキャッシュポジションを高めていく予定です。
キャッシュポジションを100%にしないのは予測に反して株価が上昇し続けた場合に機会損失になる可能性もあるため、3~4割程度は株式を残します。そうすることで株価が上昇しても下落しても後悔が一番少なく、自分にとって心地よいメンタルを維持できるからです。
投資においてのメンタルの重要性は世界的ベストセラーのこの本がとても勉強になります。
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