どうもおぎすけです。
ロシアとウクライナの戦争が始まってから暴落が止まらないロシア株。
私は戦争開始当日、▲20%暴落したタイミングで投資をエントリーしましたが、まさに落ちるナイフを掴んでしまい血まみれ状態です。
今日は世界のプロ(政府系ファンド)のロシア株に対する投資方針をご紹介します。
記事の信頼性

ロシア株ETF・ERUSの値動き
2022年年初は43.16ドルからスタートしています。
戦争が懸念されてから徐々に株価が下がり、戦争が開始された2022年2月24日は▲20%の下落があり、株価は24ドルと年初来から半値近くになってしまいました。
それ以降も下落は止まらず、翌営業日の2月28日も▲28%し18ドルに。
3月1日のプレマーケットでも▲8.4%も下落しており、株価は16.5ドルとまさに連日の暴落が止まりません。
なお、私の平均取得株価は21ドルなので、約2割の含み損になっています。
ここまで暴落が続くと少し不安になりますよね。
投資を継続するか損切するか検討する上で機関投資家(プロ)の方針を確認しようと思います。

ノルウェー政府系ファンドの投資方針
ノルウェー政府系ファンドの運用資産は1兆3,000億ドル(約150兆円)もある世界トップクラスの大きさを誇る投資機関です。
Bloombergの記事によると、結論は売却方針とのことです。しかしこれには続きがあります。
ロシア資産を取り除くプロセスを開始する。ストーレ首相が27日、明らかにした。
同首相はオスロで記者団に、ロシアのウクライナ侵攻への対応で政府系ファンドのロシア関連資産凍結を政府は決定したと説明。いずれ売却する計画だとした。
ベドム財務相によると、ノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM )が運営するノルウェー政府年金基金グローバルのロシア資産は昨年末時点で約250億クローネ(約3200億円)相当。上場企業株保有で世界トップの同SWFは9000銘柄余りをポートフォリオで抱える。
Bloomberg「ノルウェー、政府系ファンドからロシア資産外すプロセス開始」

投資部門(NBIM)のCEOは「売却に否定的です。」
NBIMのニコライ・タンゲン最高経営責任者(CEO)は25日、これらの資産を売却すれば、欲しがっているロシアの新興財閥に「プレゼント」することになると否定的な考えを示していた。
ノルウェーはこれまで同SWFの政治利用に慎重姿勢を示してきた。以前、同SWFに政治的目標を課そうとした時は、ファンドの最優先目標は長期的に最大リターンを上げることだと批判を浴びていた。
Bloomberg「ノルウェー、政府系ファンドからロシア資産外すプロセス開始」
このことからノルウェー政府系ファンドはあくまで政治判断としての売却と決めたもので、投資判断としては「売却に否定的」ということがわかります。
言い換えると、プロが政治判断で投資できず、むしろ売却するというのは個人投資家にとっては投資する千載一遇の機会と考えることもできます。
そのため、私は引き続き投資方針を継続します。
コメント