どうもおぎすけです。
ついに、ロシアがウクライナに軍事攻撃が始まりました。
投資の格言で「戦争は買い」というのがありますので、今日はロシア株を物色した結果をまとめます。
もちろん、私は投資しました。

投資格言「戦争は買い」


投資の世界の格言に「戦争は買い」、「資産家は恐慌時に生まれる」というものがあります。
それは、地政学リスクによる株価下落は往々にして買い場になるということを表しています。
ロシアとウクライナの戦争が始まったので、ロシア株を物色してみます。
ロシア概観(人口・株式市場・特徴)
人口 (2017年1月時点) | 1億4,680万人(日本と同規模) ~国連の予測によると日本同様人口減少が深刻 |
GDP (2020年時点) | 170兆円(約1兆4,700億USドル、1ドル=115円換算) ~日本の3分の1ぐらい |
主要産業 | 鉱業(石油、天然ガス、石炭、金、ダイヤモンド等)、 鉄鋼業、機械工業、化学工業、繊維工業 |
取引所 | モスクワ証券取引所 |
時価総額 (2021年時点) | 約74兆円(約6,420億USドル、1ドル=115円換算) ~日本の約10分の1ぐらい |
上場企業数 (2021年時点) | 217社 |
特徴 (2020年時点) | ①天然ガス生産量世界No2(No1:米国) ②原油生産量世界No3(No1:米国、No2:サウジアラビア) ③財政の強み(経常収支黒字、エネルギー関連資金を積立中) |
ロシアの経済力(GDP)は170兆円と日本の3分の1くらいになっており、経済力は小さいことがわかります。
ロシア株式市場の時価総額は74兆円と日本の10分の1くらいのサイズですね。
国連の予想によるとロシアの人口動態は減少トレンドになっており、日本同様深刻な状況になっています。日本は資源がないため、人口が継続力に直結しますが、ロシアは資源があるので、日本よりも人口減少の経済に与える影響は少ないと考えられます。
ロシア株への投資方法(ETF「RSX」、「ERUS」)
ファンド名 | ヴァンエック・ロシアETF | iシェアーズ MSCI ロシアETF |
TICKER | RSX | ERUS |
通貨 | 米ドル建 | 米ドル建 |
資産残高 | $1.2billion(約1,380億円) | $423million(487億円) |
設定日 | 2007/04/24 | 2010/11/9 |
運用方針 | ロシアインデックス連動 | MSCI ロシア 25/50 インデックス連動 |
保有銘柄数 | 30銘柄 | 26銘柄 |
PER | 不明 | 8.19倍 |
配当利回り(直近1年) | 7.2% | 5.84% |
管理報酬(信託報酬)年率 | 0.61% | 0.59% |
代表銘柄 | ①【エネルギー】ガスプロム(8%) ②【エネルギー】ルクオイル(8%) ③【素材】MMCノリリスクニッケル(7%) ④【金融】ズベルバンクオブロシア(6%) ⑤【素材】タトネフチ(6%) | ①【エネルギー】ガスプロム(19%) ②【エネルギー】ルクオイル(14%) ③【金融】ズベルバンクオブロシア(12%) ④【素材】MMCノリリスクニッケル(5%) ⑤【素材】ノバテク(5%) |
セクター | ①エネルギー(40%) ②素材(27%) ③金融(16%) ④生活必需品(5%) ⑤技術(4%) ⑥通信(4%) ⑦その他(4%) WSJ参照 | ①エネルギー(48%) ②素材(19%) ③金融(19%) ④通信(6%) ⑤生活必需品(4%) ⑥その他(3%) |
主な販売会社 | 楽天証券、マネックス証券 | SBI証券、楽天証券、マネックス証券 |
ロシアの株式に投資するには2つのETFがあります。①RSX、②ERUSがあります。細かな違いはありますが、大きな差はないため、正直、どちらでもOKとの結論です。
SBI証券利用者は①RSXの取り扱いがないため、②ERUS一択です。
楽天証券、マネックス証券の方はどちらでも購入できます。②ERUSは日本語で各種データが参照できるため、普通の方は②ERUSがおススメです。
私は②ERUSを選択しました。
ロシアは買いか?
結論からいうと、2022年2月24日の戦争開始で株価がオープン時に▲20%下落しています。
その下落を加味すると「買い」と判断して②ERUSに投資しました。
ロシア株は今までまったく興味がなかったのですが、今回調べてみて以下の点が評価できました。
- 配当利回りが6%もある(戦争の下落考慮前で!)
- PERも8%台で割安感あり(戦争の下落考慮前で!)
- セクターがエネルギー、素材の割合が多く、インフレ環境下でリターンがでやすい
まとめ
「戦争は買い」との格言に従ってロシア株を調べてみましたが、派手さはないですが、割安で放置されており、今回の戦争で▲20%オフで購入できるならかなり投資妙味があると判断して購入しました。
しかし、戦争の行方によってはもっと下落する可能性もありますので、2、3回ぐらいに分けて購入をしていくのがおススメです。
以下もおススメです。
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