どうも、おぎすけです。
年初来(2022年1月~)から現在(2022年2月12日)までで+11%と好調なスタートを切っています。S&P500が同期間で▲8%であることを考えると、リターンの高さが際立っています。
今回は、TMVの+11%というのが理論値通りのリターンなのか検証してみようと思います。

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TMVの理論値のリターン
TMVは理論上、20年米国債の利回りと連動しており、同利回りが1%上昇すると、以下の価格変動になります。
①「デュレーション(18.9年)」
×
②「利回り変化幅(%)」
×
③「レバレッジ(3倍)」
ー
④「純経費率1.02%(信託報酬+その他手数料)」
①デュレーション(18.9年)、③レバレッジ(3倍)、④信託報酬(1.01%)と決まっているため、今回は②金利上昇幅(%)を確認してみます。
米国債(20年)の利回り変化幅

利回りの変化は以下の通りです。
利回り | 利回り変化 (②-①) | |
①2022年12月31日 | 1.94% | - |
②2022年2月12日 | 2.29% | +0.35% |
理論値:+19.68% ⇒ 約20%
=①デュレーション(18.9年)×②利回り変化%(+0.35)×③レバレッジ(3倍)
ー④純経費率(1.02%×43日÷365日)
=19.8%-④純経費率0.12%
=19.68%
運用リターン(実績)と理論値のギャップ
リターン | 差分 (②ー①) | |
①理論値 | +20% | ― |
②運用リターン(実績) | +11% | ▲9% |
実際の運用リターン実績は+11%なのに対して、理論値では+20%と出ました。実績は理論値よりも9%も低い結果となりました。
これほど大きな差が出たのは少し驚きでした。デュレーションが約19年に対して、理論値では20年を指標にしたのも差がでる要因ですが、これだけですとそこまで大きな差はでないはずです。
英語サイト含めて色々調べてみたのですが、今回は差分の原因特定まではできませんでした。どなたか詳しい方がいたら教えて頂きたいなと思いました。
まとめ
今回は年初来から現在までの一期間しか確認していないので、検証する期間がことなれば、結果も異なったかもしれませんが、理論値ほどのリターンが見込めにくいことがわかりました。
しかし、金利上昇で利益が出ることは確認できました。私は今後、米国の長期金利は上昇すると考えているため、引き続き投資し続けます。
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