どうもおぎすけです。
2022年は米国の金融政策が「緩和」から「引締め」への転換期となりますので、ポートフォリオを見直した方がいいのか?今後のマーケットを見通すと、何に投資すべきか良いか?など悩むことが多いですよね。
今日はその疑問にお答えします。

2022年の金融政策は引締め
投資銀行業界で世界トップのゴールドマンサックス(Goldman Sachs)は2022年の金融政策に対して以下の見通しを公表しています。多くのアナリストも同様の見通しをもっています。
・インフレ率は目標をはるかに上回ると予想
・今年4回の利上げを実施する可能性が高い
・遅くとも7月にはバランスシートのランオフ※(償還に伴う保有資産の減少)を開始
2020年1月:Bloomberg「ゴールドマン、今年4回の米利上げ予測-7月にはランオフ開始の公算」
このように、2022年は米国の金融政策が「緩和」から「引締め」に転換されるため、投資環境は2021年ほどバラ色ではないと考えられます。
2022年はエネルギーセクターが優位
米国の2021年、GDP成長率は+5.6%とかなり景気が強かったです。
そのため、2021年12月のCPI(物価)はなんと、6.8%と1982年以来、39年ぶり!の記録的な上昇になりました。
米国の金融政策はインフレを抑えるため、利上げを実施する予定です。
1982年以来
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) December 10, 2021
アメリカのインフレが下記の通り、記録的な状況に。市場予想なみだったので株式市場は荒れませんでしたが来年の利上げ観測は高まってきました。コロナ後の前例のない経済・社会情勢、そして政策対応。異例のインフレがいつまで続くのか、過去の経験則では予測できない状況が続いています pic.twitter.com/P7YTsiGbys
マーケット環境によって、優位なセクターは変わっていきます。「景気強弱」・「金利高低」と「優位なセクター」の関係は以下のようになっています。
今のマーケット環境は下図で言うと「右上」にいると考えられます。
2022年は利上げが想定されており、下図の「右上」から「右下」に移行しますので、これからはエネルギーセクターが優位になります。

世界3大投資家の一人・ウォーレンバフェットもエネルギーセクターに注目
世界3大投資家の一人と言われるウォーレンバフェット氏は2021年にエネルギーセクターの代表格であるシェブロン(Chevron)に約4,000億円もの投資をしていることを公表しています。
その前にも日本の5大総合商社の株式を買い進め、金額にして6,000億円もの投資を行っています。日本の商社株はエネルギー価格と相関性が高いので、これもエネルギーセクターの投資と考えられます。
エネルギーセクターに投資する方法
エネルギーセクターの主要会社には以下があります。
エクソンモービル(米国)
ロイヤルダッチシェル(イギリス)
シェブロン(米国)
個別株に投資してもいいですが、個別株はリスクがありますので、私はエネルギーセクターETFである「XLE(Energy Select Sector SPDR Fund)」に投資をしています。
なお、エネルギーセクターETFにはXLEの他、「VDE」というのもあるのですが、設定日が長く、かつ純資産総額の大きいXLEに投資しています。
まとめ
私は相場を100%見極められるとは思っていません。相場をハズすことは多々ありますが、勝つ確率の方が高いと考えているため、ポートフォリオの一部を相場観に基づいて振り分けます。
万が一、相場が逆に動いても耐えられるように私は資産の5~10%に留めています。
XLEはエネルギーセクター全体に投資しており、それ自体で分散投資ができていますので、私は今資産の2割程度をエネルギ―セクターに投資しています。
みなさんも集中投資にはくれぐれもご注意ください。
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