どうもおぎすけです!
今日は株式投資はリスクを知れば怖くないという話をしようと思います.
その前に・・・ところでみなさん、飛行機の墜落率を知っていますか?
米国家運輸安全委員会(NTSB)の調査によれば、航空機事故で死亡する確率はなんと
0.0009%
毎日飛行機に乗る生活を8200年続けたら、やっと1度飛行機が落ちる計算です。
そんな飛行機のパイロットでも墜落に備えたシミュレーション訓練をしています。
これから株式市場という大海原に飛び込もうとしている方に、将来万が一暴落が来ても安心して投資を継続できるようリスクについて話をしようと思います。
記事の信頼性

この記事がお勧めの方
- 投資するのに漠然とした不安があって投資できない方
- 暴落する日が来ないように祈っている方
~暴落はいつかは絶対きますので、リスクを正しく理解しましょう - 投資の知識を増やしたい方
1.過去の運用成績
よく直近2〜3年間ぐらいの投資成績で語る方が多いですが、景気循環していることを考えると、
過去のデータを見るときは最低でも10年間以上みてください。
直近で一番大きな暴落であるリーマンショックが起きた2008年の成績を確認できればより良いです。
米国の代表的な株式で構成されるS&P500のETFであるSPYの運用成績を確認してみます。
2003年から2019年までの実績です。その間にマイナスリータンだったのは僅か2回のみです。
それ以外の年はざっくり10〜20%程度上昇しています。
米国株価(S&P500)年間騰落率(2003年~2020年)

2008年は100年に一度の暴落と言われたリーマンショックがおきた年です。
その年で4割程度下落しています。翌年は大きくリバウンドしており、2〜3年程度で回復しています。
2018年は僅か5%程度だが下落しています。
著書「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編」では以下のように要約されています。
米国のマクロ経済を要約すると長期的には上昇傾向だが、10年に1、2度は下降する時期がある。
著書「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編」
過去のデータからわかることは、最悪のケースは、投資後すぐに40%の下落に見舞われて
2〜3年程度元本割れし続けることです。
そのリスクを許容できるのであれば、投資をお勧めします。投資すると早く資産が増えて行きます。
ちなみに2003年当時はSPYは100ドル程度だったので、今では4倍近い株価になっています。
しかもこれは下落した時に追加投資しなかった場合の話です。
暴落した際に追加投資できれば平均購入単価が下がりますので、
元本の回復はもっと早くなり1〜2年程度で回復すると考えられます。
2.リスクを減らす方法
それでもまだリスクが怖いという方は一括投資ではなく分散して投資する積立投資にするとさらに
リスクを減らすことができます。
チャートは以下を示しています。
- 2008年のリーマンショック前の株価のピーク(最高値)投資スタート。投資金額100万円。
- 毎月1.5万円積み立て投資。5年5ヶ月間積立場合のリターン
- 僅か5年ちょっとで2倍の200万円近くになっています。
- その間の最大下落率は約▲10%です。

今の株価は最高値を更新しており、投資しにくいと思ってしまう投資環境ですが、積み立てを活用することで高値掴みするリスクを回避することができます。
これぐらいのリスクならとれるのではないでしょうか。
3.今後の予想
短期的な予想は困難ですが、中長期でみれば世界人口の増加、生産性の向上を背景に株価は上昇すると考えられています。
今の株価は米国では最高値更新、日本では30年振りの高値更新と投資しにくいと思ってしまう環境ですが、右肩上がりの相場ですので、押し目待ちに押し目なし(=下落したら投資しようと思ってても下落しない)と言われています。
下表は米国株価ですが、5%以上下落した月は数える程度しかありません(赤い点)。
リスクを恐れずに投資しましょう。リスクが怖い場合は積み立て投資を活用しましょう。
米国株価(S&P500)が5%以上下落した月

4.まとめ
10年に1度程度は暴落が訪れる可能性があります。
100年に1度と言われるような暴落に直面した場合には約半値になる可能性があります。
しかし、それも2〜3年程度で回復すると考えられます。
更に、下落中に追加投資することができれば平均購入単価が下がり、1〜2年程度で回復するようになると思います。
そのリスクさえとれれば資産が4倍近くになる可能性があります。
さらにリスクを下がるには積立投資もお勧めです。
ぜひリスクを正しく理解し、過度に恐れる事なく、投資して豊かな人生を送りましょう。
私は投資し続けます。
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