どうもおぎすけです。

住宅を購入しようと思うんだけど、最近マンション価格がすごく高くなってしまって・・・
少し背伸びすれば、〇〇〇〇万円のマンションが購入できそうだけど、悩んでいます。
けど、背伸びしないと良いマンションが買えないし、安かろう悪かろう(リセールバリューが弱い)は絶対嫌なんですよね。
将来困らない住宅ローンの組み方を教えてほしい
こんな疑問にお答えします。
記事の信頼性

住宅ローンは借りて終わりではなく、むしろスタート
当たり前のことですが、重要なことなので、言います。住宅ローンは借りて終わりではなく、むしろスタートなのです。
大体の方は返済期間を35年にして超超長い住宅ローン人生を送ることになると思います。
住宅ローンは30~40代で借りる方が多いと思います。つまり今まで歩んできた年数と同じ期間を住宅ローン返済と付き合っていくことになります。
誰しも今までの人生を振り返ると途中で苦労する時期があったり、紆余曲折あった方も多いのではないでしょうか。
人生何が起きるかわかりませんので、余裕を持った借入額にすることが大切です。
私は幼少期貧乏だったため、貧乏のみじめさやを実感しており、二度と貧乏に転落しないよう細心の注意を払ってました。
住宅ローン返済中の方へのアンケートでは約7割が「返済が苦しい」と回答
住宅ローン利用者の生活実感を調査したアンケートを発見したのですが、衝撃的なアンケート結果でした。
なんと・・・7割超の方が「返済が苦しい」との回答をしていました。

住宅ローンの返済に行き詰まり、返済期間の延長、元金据置(利息のみ支払)などの相談件数も増加
コロナ以降、住宅ローンの返済に行き詰まり、返済期間の延長、元金据置(利息のみ支払)などの相談件数が増加しています。
金融庁は銀行に柔軟に相談に乗るよう指導をしており、その件数をHPで公表しています。
2020年3月~2021年9月までの累計相談件数は9万件にもなります。住宅ローンは大事な住居の話なので、相談までする方は相当切羽詰まった状態だと考えられます。
住宅ローン返済の相談件数推移(2020年3月~現在)

住宅ローン利用者は1,100万人と言われています。
100人で例えると、100人に70人が返済が苦しいと回答しており、100人に1人は実際に返済に行き詰って銀行に相談をしていることになります。
少し耳の痛いことをお伝えしますが・・・
日本は少子高齢化で少ない若者で高齢者を支えていますので、税金や社会保険料が多く天引きされます。この流れは更に加速しています。
日本企業はグローバル競争でも負けており、給料は上がる兆しはありません。むしろ業績悪化に伴い、残業カットやボーナスカットがおこなわれ、更にリストラも実施されています。
つまり今後、住宅ローンの返済はますます厳しくなると考えるのが自然です。
#クロ現 より。年収700万のサラリーマンの手取りが減少との報道。さらに、残業をしないと生活ができない給料しかもらえていなかったために、働き方改革で残業ができなくなると生活が苦しいという笑えない事態に。住宅ローンは当然払えない。企業は長時間労働をしなくても生活できるだけの #金を払え pic.twitter.com/67wE1ggTqb
— ねころじかる (@neco_logical) May 23, 2019
住宅ローンの後悔している理由第一位は「返済に困った」
住宅ローンを組んで後悔している理由の第一位は「ローンの返済に困った」で全体の55%を占めていました。ローンの返済計画の見通しが甘かったのが主な要因とのことです。
最近は都内を中心に住宅価格の高騰が続いており、ついつい背伸びをして予算オーバーの物件を購入するケースも増えてきていると思います。
身の丈にあった住宅を購入していきましょう。
住宅ローンの借入額を決める目安は返済負担率
借入額を決める目安になるのが、返済負担率です。年収の内、返済にまわる割合を示しています。
返済負担率=返済額(年間)÷年収
当然、この数値が高いほど返済が苦しくなってきます。多くの銀行では審査の上限値を30~40%に設定しています。政府が提供している「フラット35」の上限は35%に設定されています。
金利、返済負担率、年収で借入額を確認できる表を作成しました(1つ1つシミュレーションで計算したので作るのに苦労しました(笑))。
端数処理や四捨五入等による多少の誤差はご容赦ください。
いずれの金利タイプも返済負担率「15%超20%以内」の利用割合が最も高い
住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2020年11月調査)」
返済負担率15%、20%のラインが平均水準となっています。

自動車有無、
子供有無、
子供人数、
介護有無、
実家の太さ、
などによって生活費は一人一人異なりますが、目安にはなります。
返済負担率が平均以上の場合、平均的な生活をすると生活が苦しくなります。つまり返済負担率をあげるということは日々の生活を我慢することが多くなるということは理解した上で借入金額を決めていただければと思います。
ちなみに、私は返済負担率を下げて悠々自適な生活をするために、東京ライフを捨てて埼玉に移住しました。そのおかげで返済負担率は13%と平均以下の水準にすることができました。日々の生活にかなり余裕をもてています。お金の不安がないのは本当に素晴らしいです。
まとめ
住宅ローンは35年の長期間の付き合いになります。一度借入額を間違えると一生地獄の生活になります。
住宅ローン利用者の7割が「返済が苦しい」というアンケート結果もでています。
サラリーマンの多くはボーナスカット、残業カット、最悪の場合はリストラ。更に高齢者を支えるために税金、社会保険料が増加の一途で手取りは減り続けています。
住宅価格が高騰しており、ついつい背伸びしたくなる気持ちはとてもとてもわかりますが、身の丈のあった借入額にすることを強くお勧めいたします。
「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資して巨万の富を築いた男、本多静六の本もお勧めです。
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